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副業・転職はお早めに|未来の稼ぎ方 ビジネス年表2019-2038 を読んで

ご訪問いただきありがとうございます。今回はビジネスの未来予測に関する本の読書レビュー記事を更新しました。少々のお時間をいただけますと幸いです。

はじめに

この本は

AI時代の到来、加速する技術革新、未来予測についての書籍がトレンドです。

かつての産業革命とは一線を画す第4次産業革命はロボット工学、人工知能、ブロックチェーン、ナノテクノロジー、量子コンピュータ、生物工学、モノのインターネット、3Dプリンター、自動運転車などの多岐に渡る分野においての新興の技術革新が特徴である(wikipediaより引用)

上述の内容を知識としてインプットしても、『へー、凄い未来がやってくるんだねぇ!?』としか思わなかった私ですが、こうした技術がどのようにビジネスに流用されるのか、その点に注目した本著を読んで、生々しいリアルさを感じ思わずぞくっとしました。これが本著の面白さでしょう。

未来の稼ぎ方 ビジネス年表2019―2038

坂口孝則(著)2018年 9月

amazon ☆4.5(5件のレビュー)

私のレビュー ☆5

kindle価格 980円

紙の製本 364ページ

未来の稼ぎ方 ビジネス年表2019ー2038【電子書籍】[ 坂口孝則 ]
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著者紹介

サプライチェーンコンサルタント。日テレ「スッキリ」コメンテーター。その他、仕事もろもろ。インスタ初心者()著書「牛丼一杯の儲けは9円」「営業と詐欺のあいだ」「調達・購買実践塾」等30冊。調達・購買関係や原価、コスト、価格決定論等が専門。(twitterより引用)

内容

20章構成で20年分の未来予測がなされています。

2019年 セブンイレブン

2020年 自動運転

2021年 インフラ

2022年 省エネ

2023年 農業

2024年 アフリカ

2025年 団塊世代

2026年 若者マーケティング

2027年 フジロック

2028年 世界人口80億

2029年 中国

2030年 女性

2031年 宇宙産業

2032年 インド

2033年 空き家

2034年 AI

2035年 空

2036年 終活

2037年 トヨタ

2038年 教祖ビジネス

『この10年の変化をだれも予測できなかったのだから、未来予測はするだけムダ!』と身も蓋もないことをおっしゃられる御仁もいますが、それはそれ、これはこれ。フィクションとして楽しむのも良いし、先行利益のための参考書として考えても良いと思います。

この中で私の知識と合わせて考察できるものについていくつかアウトプットします。

2019年 セブンイレブンが沖縄進出 大手3社が日本制覇

セブンコーヒー

ヨムオ

この章をざっくり解説すると、全国津々浦々にほぼ拡大したコンビニエンスストアが“買い物弱者”への御用聞きを行うというスタイルで稼ぐというものです。

このビジネスモデルはリソースの再分配と集約です。以前よりコンビニでは、食品専門店の商品をあつかっていますよね?コーヒーは2013年代から、ドーナツは2015年代から提供されました。物やサービスの販売もしていますね。チケット購入予約やコピー機、ATMはもはや標準装備ではないですか?さらには公共料金の支払い、マイナンバーを用いた書類手続きが代替されています。

現時点でここまでコンビニの機能は高まっているのです。本著の通り、他業種のモデルを取り込んでコンビニビジネスはさらなる発展をしていくことでしょう!

2026年 若者マーケティングのキーは、SNSと愛国になる

スマホをもつ女性

愛国というキーワードがなぜここで出てくるのか?

著者は統計データとしてH29年度『国民生活に関する世論調査』を出しています。このデータによりますと、18-29歳の若者は8割が現状に満足しているというのです(お金がない、消費も少ないにもかかわらず…)

H29 国勢調査 満足度

ヨムオ

ここから読み取れることは、若者はモノを持つことや消費する事に自己達成感や充実感を感じなくなったということですね。

テレビCMから購買をすることが少なくなりました。若者の消費パターンはinstagramのようなSNS経由でインフルエンサーがすすめた商品を買うというものに変わってきています。

また、従来のブランドが持っていた影響(求心力)が弱くなってきました。それはブランド物の時計やバッグに限った話ではありません。企業への就職という、かつての人生の一大イベントはもはやオワコンなのです。

これからの世代の若者はブランド力に所属しようとはせず、自身にブランド力をつけようとしています(あるいはその意識すらないかもしれません)。Youtuberなどはその最たるものですよね。彼らは自分の好きなことを突き詰め、それを発信する事で職業にまで昇華させました。

その彼らの行きつく先はどこか。人は本能的に群れをなす存在で、集団への帰属欲求があります。バーチャルではSNSというプラットフォームで集団に所属することが可能です。ではリアルではどうでしょうか?アイデンティティの確立ともいえる、この帰属というアクションは、企業から国家へとその場を移していく事でしょう。

こういった人の変化を敏感に察知したビジネスが出てくるのは納得できるなと思います。

2038年 世界じゅうで教祖ビジネスが流行する

インフルエンサー (通常盤) [ 乃木坂46 ]
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ヨムオ

2026年にSNSビジネスの話が展開されましたが、著者はいわゆるインフルエンサーを“等身大のカリスマ”と称し、“教祖”たる彼らが提供するコンテンツを“見えない宗教”と表現、宗教的な役割を担うのではないかと未来予想しています。(※写真はインフルエンサーで的確なイメージがなかったもので乃木坂さんのCDを宣伝しました笑)

そうした著者の未来予想は、本来、情報が持つ価値である整合性や真偽を超越して、発信者への崇拝にも似た動機づけとなっている現状からでた言葉だと考えられます。まさに聖書を以って神の代弁者(預言者)となったイエスやムハンマドのようではないでしょうか?

すでにyoutuber講演家というジャンルが確立されつつあります。ビジネス・家庭環境など日常の悩みにコミットメントした情報を発信しておりフォロワーを獲得しています。このビジネスモデルが宗教家と違う点はなんでしょうか?もはやバーチャルかリアルか論点、真偽の枠を越えて、ひとつの宗教ビジネスとしてカタチをなしているように感じます。

読むべき人

読書家

65% この数字は2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろうという未来予測でした(ダボス会議・スイス)

AIによる仕事の代替とヒトのさらなる創造性の発展から様々な職業が生まれることを見越しての予測ではありますが、果たしてどうなるでしょうか?

われわれ大人は子どもたちから見て30-40年、それ以上昔の考え方で育ったことを忘れてはならないと思います。今後どのような職業ができて伸びていくか、常に未来を見極めて子供たちの可能性をつぶすことだけはしてはならないと考えています。

そうした指針となる考え方を身につけられる参考書として子育て世代、就職世代にお勧めします。

まとめ

未来の稼ぎ方ビジネス年表2019-2038を読んでの感想を記事に起こしました。統計データを踏まえた論理的な思考で、ビジネスという枠の制限を設けたことで、かなり現実と連続した未来予測になっており、とても面白く読めました。

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