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ガードナーの多重知能論|良質な子育てのための予備知識

多重知能とは

ハーバード大学教授のハワード・ガードナー氏は『多重知能(Multiple Intelligences)』にて以下の8つの知能に分類しています。

(一部引用:日能研

MI:個性を生かす多重知能の理論 [ ハワード・ガードナー ]
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以下に私なりの解説・傾向・適正職業(これからの時代も含めた考察)を記載しておりますので読んでみてください。

1.言語・語学的知能

◎知能の運用

話しことば・書きことばへの感受性、言語学習・運用能力です。

◎得意なこと

植物の名前、昆虫の名前、知名、人名、年号、人の誕生日などを覚えるのが得意です。

◎向いている仕事

これまでの仕事:作家や演説家、弁護士など

これからの仕事:SEOアドバイザー、プロブロガーなどコトバや文章に価値を見出す職業に向いているでしょう。

2.論理・数学的知能

◎知能の運用

問題を論理的に分析したり、数学的な操作をしたり、問題を科学的に究明する能力です。

◎得意なこと

人の話や事実を受け入れるときに、その内容の整合性に着目し考えることが得意です。

さまざまな分野での課題解決能力が高いです。

◎向いている仕事

これまでの仕事:数学者や科学者

これからの仕事:論理的思考はAIに代替されますが、思考の方向性を決めるのは人間です。

この領域はいまだに人間によって舵取りされるべき領域です。

3.音楽・リズム知能

◎知能の運用

リズムや音程・和音・音色の識別、音楽演奏や作曲・鑑賞の能力です。

◎得意なこと

言葉の音の高低やリズム、音の数に敏感です。文章を書くと、自然と韻を踏んでいることがあります。

◎向いている仕事

これまでの仕事:作曲家や演奏家

これからの仕事:趣味が仕事になる時代です。例えば音楽のジャンルを特化させたレビュアーは需要が出てきます。

4.身体・運動感覚知能

◎知能の運用

体全体や身体部位を問題解決や創造のために使う能力

◎得意なこと

一般的に、「運動神経が良い」「手先が器用」といわれるような子どもたちです。

登場する人物の特徴にかかわらず、登場人物になりきったり、授業で学んだことを家で実際にやってみたりすることも得意です。

◎向いている仕事

これまでの仕事:ダンサーや俳優、スポーツ選手、工芸家

これからの仕事:AIに代替できない創造性をともなう娯楽として残る分野です。

5.視覚・空間的知能

◎知能の運用

空間のパターンを認識して操作する能力です。

◎得意なこと

図などを見た瞬間に、細部から全体までを映像としてとらえるので、「なぜそうなのか」と理由を聞いても、言葉で説明できないかもしれません。地図や図、グラフから多くの情報を吸収するのが得意です。

◎向いている仕事

これまでの仕事:パイロットや画家、彫刻家、建築家、棋士

これからの仕事:プロゲーマー

プロ棋士が職業として存在しています。

同じゲームというくくりなのにテレビゲームが職業として受け入れられない理由はありますか??

米国では格闘ゲームのプロがいます。あらゆるジャンルのゲームが細分化しプロが出てくるでしょう。

6.対人的知能

◎知能の運用

他人の意図や動機・欲求を理解して、他人とうまくやっていく能力です。

◎得意なこと

人の行動で自分に合うもの、必要としているものを見分けたり、人と話をしながら自分の考えを整理したりすることがよくあります。その子の発言や働きかけで、周囲が活性化することもあります。

◎向いている仕事

これまでの仕事:外交販売員や教師、政治的指導者

これからの仕事:インフルエンサーという個人の情報発信者が職業として確立しています。youtube、SNSというプラットフォームで講演家、販売員(アフィリエイター)、塾講師が一般化するでしょう。

7.内省的知能

◎知能の運用

自分自身を理解して、自己の作業モデルを用いて自分の生活を統制する能力です。

◎得意なこと

周りのことに気をとられずに、自分の活動を続けることがよくあります。

興味や関心がわけば、自分から積極的に活動を進めることもあります。

◎向いている仕事

これまでの仕事:精神分析家、宗教的指導者

これからの仕事:AIが宗教を立ち上げ信者が殺到する未来…ありうるかもしれませんが、まだ不自然です。

このジャンルはもうしばらく人間がメインでしょう。

師匠以上、宗教以下のメンターというインフルエンサー亜種が職業として生まれるかもしれません。

8.博物的知能

◎知能の運用

自然や人工物の種類を識別する能力です。

◎得意なこと

いろいろな種類が混在している情報を、自分で視点を決めて分類できます。

ほかの教科で学習した内容を、別の教科や日常生活に応用することがよくあります。

◎向いている仕事

これまでの仕事:生物学者や環境・生物保護活動家、気象予報士、キュレーター(学芸員)

これからの仕事:キュレーターはネット用語としても広まりました。

分野に特化して情報収集・識別・配信をする能力はネットビジネスとして確立されるでしょう。

多重知能まとめ

いかがでしたでしょうか?

賢さとはペーパー試験やIQの高さのみにあらずといったところですね。

子育てをする上では、この概念が非常に重要となってくると思います。

分かりやすければ幸いです。

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