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教科書で身につく人生を豊かにする教養|『世界史とつなげて学べ超日本史』

女子高生 学校

ヨムオ

ご訪問いただきありがとうございます。

今回の記事は“日本史”をテーマにした本の読書レビューです。

カテゴリとしては【教養・ノウハウ】に分類させていただきました。

少々のお時間をいただけますと幸いです。


あらすじ

今回ご紹介するのは、駿台予備校の世界史講師が贈る日本史の教科書です。といっても只の教科書ではありません。日本史教科書では明かされない、大陸文化や欧米列強と互角以上にやりあってきた日本という国の在り方や圧倒的な存在感を力強く表現した『世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史 』です。ではごゆっくりどうぞ。


こんな方にはおススメの書籍です。

〇受験導入期の高校生

歴史専攻の学生に朗報です。社会学は具体的なエピソードを交えて学ぶと覚えやすいので、この本を読んで日本史に興味が持てる人は受験科目に使用するとよいことがあるかもしれません。

 

〇暇を持て余した大学生

なんとなくで生きてきた学生時代の自分に勧めたい本です。一度“日本人”という存在のルーツに触れると何か気づきがあるのではないでしょうか?

 

〇教養を深めたい社会人

社会人となってからも教養は大事ですよね、話に深みが出てきますから。この本はボリュームが多いわりにサクサク小説感覚で読みやすいのでお勧めですよ。


『世界史とつなげて学べ超日本史』|売れ筋とみんなのレビュー

レビュー

この本について

世界史の人気講師が初めて明かす「世界史と日本史のあいだ」。
日本史も知る世界史のスペシャリストだから書けた、最先端の歴史研究を踏まえた「大人の教養」。(amazonより)

世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史

茂木誠 (著) 2018年2月KADOKAWA

amazon ☆4.6(51件のレビュー)

私のレビュー ☆5

単行本 ¥1728

kindle価格 ¥1555 (現在kindle unlimitedでゼロ円)

紙のページ数 344ページ

みんなのレビュー

92%の人が良好な評価(☆4か5)でした。高評価レビューの内容を総括すると以下の点にフォーカスしていました。

  • 世界から俯瞰して見る日本の歴史が新鮮
  • 鎖国の意義についての驚き
  • 好奇心を掻き立てられるコンテンツと表現
  • シンプルに面白い

一方であまり参考にならなかたったという方は以下の点いついての指摘がありました。

  • ちょっと難しい

『世界史とつなげて学べ超日本史』|著者プロフィール・代表作

男性横顔

著者について

茂木誠(もぎ まこと)

首都圏各校で「東大世界史」「難関国立大世界史」等の国公立系の講座を主に担当。iPadを駆使した独自の視覚的授業が支持を集めている。著書に世界史の参考書・問題集のほか、一般書として『経済は世界史から学べ! 』(ダイヤモンド社)、『世界のしくみが見える世界史講義』(ヒカルランド)、『図説 世界史でわかる経済問題』(監修・宝島社)、『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社)、『世界史を動かした思想家たちの格闘』(大和書房)など多数。「久米書店」「報道2001」などTV出演も。

◎Youtube もぎせかチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCawFpYvbwCH0_Pznf43KN1Q

◎もぎせかブログ館
http://mogiseka.at.webry.info/
政治・経済・外交・軍事など時事問題中心のブログ

◎もぎせか資料館
http://mogiseka.com
大学受験世界史の解説・講義(録音)・ノート・問題集

◎AM1134文化放送「オトナカレッジ」金曜20:00台
で、世界史(地政学)講座を担当(2015.10月-2016.3月)。
過去の放送分はこちらで聞くことができます。
http://www.joqr.co.jp/college-pod/genre/culture/

(東洋経済オンライン,amazonより転載)

代表作品

『世界史とつなげて学べ超日本史』|どんな内容?歴史教科書?

地図とピン

構成

全12章+終章から構成されています。

データ準拠の圧倒的情報量です。文章はストーリー性が重視されていますので読み進めやすいと感じます。1)歴史教科書なので当たり前か?しかし学生時代の日本史は単なる暗記科目という印象だから不思議??

以下に目次を示します。

第1章 そもそも日本人はどこから来たのか?

第2章 神話と遺跡が語る日本国家の成り立ち

第3章 巨大古墳の時代と「東アジア版民族大移動」

第4章 白村江の敗戦から「日本国」の独立へ

第5章 大唐帝国から見た「東方の大国」日本

第6章 動乱の中国から離れて国風文化が開花した

第7章 日本史を東アジア史から分かつ「武士の登場」

第8章 シーパワーの平氏政権 VS ランドパワー鎌倉幕府

第9章 国際商業資本が支えた室町グローバリスト政権

第10章 ポルトガル産の硝石を求めた戦国大名たち

第11章 豊臣秀吉の伴天連追放令と朝鮮出兵

第12章 「鎖国」を成立させた幕府の圧倒的な軍事力

終章 徳川の平和、そして明治維新が可能にしたもの

感想

第11,12章の戦国時代終盤から徳川幕府までの流れがお気に入りです。

ちょっと前に“鎖国”に関する学習指導要領の改訂の話題がありました。オランダのみが交易を許された背景に欧米侵略国家とのせめぎあいがあったこと、その結果ゆえに鎖国という重武装中立主義をとったのです。この重武装中立主義は本著を読了したあとだからこそわかる知見です。教科書的な日本史では語られない歴史背景が大事なのは言うまでもありませんが、鎖国という言葉を廃止するよりも鎖国を完成させなければならなかった背景を一層学ぶべきだと感じます。

また、鎖国の意義についてはもう一つご紹介します。当時のポルトガルのキリスト教利用と奴隷政策、九州大名の人身売買というべき奴隷貿易、幕府の鎖国政策というえげつないエピソード2)九州大名は農民にキリスト教への改修を強制、従わないものを国外追放とし、ポルトガルは奴隷として他国に売る。これは宗教を利用した侵略行為と奴隷貿易にほかなりません。事態を重く見た幕府は鎖国という政策をとりポルトガルを排除しました。は知っておくべきでしょうね。鎖国は国賊から国民が海外へ売られるのを防ぐための防波堤の役目があったのです。わたしは何も知らず鎖国≒欧米列強を恐れての引きこもりという過大な誤解があったわけですから。我が事ながら無知は危険と実感しました。

『世界史とつなげて学べ超日本史』|なにに活かす?

本の積み重ね

本著で得た知見は?

“古代から近代に移行するまでの長きにわたり日本国民は世界進出していた”という事実です。“島国根性”とはなんなのでしょうか?

それはおそらく、「世界史」と「日本史」という2つの観点から合わせ鏡のように見えてくる日本という国のあり方の本質であろうと感じます。

著書タイトルどおり、まさに“日本人を覚醒させる”ような輝かしい日本という国の歴史を知ることができる本だと感じます。また、ある事柄の本質を知るには、多方面からの観察が必要であるという実際的な読書体験となるでしょう。

References   [ + ]

1. 歴史教科書なので当たり前か?しかし学生時代の日本史は単なる暗記科目という印象だから不思議??
2. 九州大名は農民にキリスト教への改修を強制、従わないものを国外追放とし、ポルトガルは奴隷として他国に売る。これは宗教を利用した侵略行為と奴隷貿易にほかなりません。事態を重く見た幕府は鎖国という政策をとりポルトガルを排除しました。

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